会長挨拶

山梨県柔道連盟会長

青葉萌える爽やかな季節となりました。

私こと この度山梨県柔道連盟の第9代会長に就任することになり、その職責の重大さを痛感しているところであります。

中嶌和久前会長が残した5期10年の功績実績を汚さぬ様微力ではございますが、その使命を自覚し懸命に努力する所存でございます。

就任に当たり私の連盟運営に対する考え方施策について述べさせて戴きます。

基本的には、中嶌和久前会長の考え方を継承し、講道館柔道の創始者嘉納師範の指導理念である「精力善用」「自他共栄」の精神を忘れることなく、柔道の普及発展に全力を尽くして行きます。


会長就任にあたっての施策について

施策1 山梨県柔道連盟組織体制の更なる強化
・今まで以上に組織体制を強化するとともに、より活発に意見交換ができる組織を構築する。
・若い優秀な人材を積極的に登用し、執行部並びに各委員会の強化を図り体制強化につなげる。

施策2 柔道人口の増加に努める
・柔道人口を増やすため裾野を広げる事業の推進、未就学児の勧誘。
・スポーツ少年団各道場の活動を活発化させる。特に、小学・中学・高校・大学時代柔道を経験している社会人とその子供を各スポーツ少年団等で受け入れる体制を構築し、柔道人口増加に努める。

施策3 選手強化
・成年男子、成年女子とも山梨学院大学の強化計画をベースとした合同合宿や全日本クラスの強化練習に対し援助強化を図る。
・少年女子は富士学苑高校の強化計画をベースに成年女子同様援助強化を図る。
・少年男子、少年女子とも高体連柔道部の練習計画をベースに中学校やスポーツ少年団の優秀選手を含めた合同練習を実施するとともに、関東地域の強豪高との合同合宿を実施し強化を図る。

施策4 形の強化
・従来の形講習会を推進し、若い選手に形をしっかり指導する体制を整える。
・形委員会が中心となって講道館の形講習会に参加し、関東柔道形競技大会での上位入賞を目指す。

施策5 会員の昇段推奨に努める
・昇段希望者を募り、積極的に昇段して戴く。特に女性の昇段を着実に推し進める。
・高校生や大学生、社会人に、月次審査や段別柔道大会、県高段者大会に積極的に出場するよう働きかける。
・また、高校生、大学生には、国体選考会及び関東ジュニア大会県予選に積極的に出場するよう働きかける。

施策6 公立中学校で進められる部活動の地域移行への対応
・県柔連として改革の受け皿となれるよう、中学生の柔道指導を充実させるため指導員養成講習会を積極的に開催し、十分な指導力を備えられるよう対応していく。

施策7 指導者及び審判の質向上のための講習会の開催
・指導者及び審判員の質的向上を図ることが、柔道の魅力アップにつながると確信しており、そのために指導者養成講習会や審判講習会を積極的に開催し質的向上に努める。

施策8 関東柔道連合会との更なる連携強化
・従来から関柔連との関係は良好であるが、関柔連の事務局を2年間務めた経験を活かし、良好な人間関係を更に深め発言力や交渉力を向上させる。
高段者の昇段、審判ライセンス取得等には関柔連との人間関係が最も重要である。

施策9 柔道指導における体罰、暴力の禁止
・柔道指導における体罰、暴力の根絶を図る。
・全日本柔道連盟倫理規程の遵守

施策10 女子会活動の活発化
・山梨県女子柔道普及委員会の活動を今まで以上に支援し、女性の柔道連盟登録促進につなげる。
・女性の青少年指導、審判活動等への参加を活発化させる。

以上10項目を私の施策として掲げましたが、この施策を一度に全て達成できる訳では有りません。
会員の皆様方のご指導とご支援を賜ります様お願い申し上げます。


山梨県柔道連盟
会長 米山徳彦


山梨県柔道連盟発足(昭和24年3月)
山梨県柔道連盟が発足し現在まで、74年が経過しました。
その間歴代の会長がご尽力され、現在に柔道連盟があるわけです。
歴代山梨県柔道連盟会長は次のとおりです。

初 代  中山 透(昭和24年3月~昭和23年3月) 2年間
2代目  浅川源澄(昭和26年4月~昭和47年3月) 21年間
3代目  雨宮琢磨(昭和47年4月~昭和54年3月) 6年間
4代目  河野友男(昭和54年4月~平成6年12月)16年間
5代目  松木幹之甫(平成7年1月~平成13年3月) 6年間
6代目  市川光宣(平成13年4月~平成15年3月) 2年間
7代目  長田定光(平成15年4月~平成25年3月) 10年間
8代目  中嶌和久(平成25年4月~令和5年3月) 10年間
9代目  米山徳彦(令和5年4月~)


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